2012-12-31から1日間の記事一覧

今年よかったもの<1> 書籍(軽いものから)

臆病者のための裁判入門 (文春新書) 橘玲が書いたものはなんでも面白いけど、本作は異色。 経済事象に対する思想や的確な分析がいつもだが、これは偶然に関わってしまった事件についての顛末。 話し合い→無料相談室→法テラス→民事調停→少額訴訟→簡裁→地裁→簡…

今年よかったもの<2> 演劇

NODA・MAP エッグ 劇場には40歳仕事持ちとしてはかなり足を運ぶほうだが、チケット入手にそれほど労力を使わないので超有名劇団の作品は生ではあまり見れていない。WOWOWというと映画だが、実は演劇の放送も多く重宝している。そんなわけで残念ながらエッグ…

今年よかったもの<3> 映画 

桐島、部活やめるってよ この息苦しさ、密度、役者の微妙な演技。クライマックスでBGMとなるブラスバンドの演奏の音圧はDVDでなく劇場で。ロングラン、復活上映が繰り返されたが、来年2月のDVD発売が決まってしまい下火になってしまったが。 40歳仕事持ちと…

今年よかったもの<4> テレビ 

東京MX 10月にスタートした「ニッポン・ダンディ」金曜日が秀逸。アメリカ出身東大中退ハーバード卒のモーリー・ロバートソンの速射砲のような時事解説とフランス人ポールのシニカルな発言のバランスがいい。 全体をコントロールする水道橋博士、映画評論家…

今年よかったもの<5> ネット

株で億越えした話〜億を稼いだ個人投資家のリアル〜 https://itunes.apple.com/jp/app/zhude-yi-yueeshita-hua-yiwo/id586118963?mt=8&ign-mpt=uo%3D2 内容の的確さでチェックしていたブログ主や、全上場企業の決算短信を調べることでヴェリタスで特集されて…

今年よかったもの<6>雑誌

沢木耕太郎「キャパの十字架」文藝春秋2013年1月号 写真家ロバート・キャパの出世作「崩れ落ちる兵士」にかけられた疑惑について、現地の取材を繰り返して真相に迫るノンフィクション。 細かい手掛かりから理論的に辿っていく手法は大好き。「崩れ落ちる兵士…

今年よかったもの ルール1:今年出版や上演されたもの。私が今年触れた旧作ではない。 ルール2:かなりの量に触れた分野のみ。たまたま感動したのではなく、一定量の母集団からいいものを(主観だか)1つだけ選んだもの。