カニカニ銀

http://ameblo.jp/takehiro511/entry-11489372945.html
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=77282
大好きなカニカニ銀。参考になる棋譜だ。
カニカニ銀では、5筋を突かないという有力な対策がある。
本譜は普通に5筋を突き合い後手総矢倉模様で、アマチュアなら先手勝ちやすい形だ。
ここからどうなるのかと思ったら、△4三金"左"から中央を厚くして一歩損でも△4五歩の突き違いで焦点の6筋から先手の右銀を外し、9筋を突いて角を下がらせて磐石。完璧な対策だ。

後手の稲葉六段の2008年の本家との戦いの棋譜も参考になった。若手で対カニカニ銀を2回も経験したというのは珍しいだろう。
棋譜も面白かった。これは△4三金"右"から先手の主張が通ったケース。

角を切って▲4四銀打で銀3枚のスクラム。局面の善悪はともかく、先手の駒が中央に集結するこんな形、カニカニ銀をやっててよかったと思う瞬間だ。
名人戦は月500円で棋譜が見れる。3月のA級最終日から久しぶりに最契約したが、素晴らしいサービスなんだよな。ただ時間を消費する。早く引退して将棋を追いたい。