生田暉雄元裁判官の講演

http://uonome.jp/read/1048
内部事情、皮膚感覚が良くわかる。何時間でも語れそうな内容だ。

裁判官の日常生活
 所長と上席には黒塗りの車が配車されるんです。だから、裁判所と官舎の往復は車に乗ってくださいと言われるんです。車に乗って5分か6分ぐらいの距離なのですが、車に乗ってくれと。
 それで私としては、毎日車に乗っとったのでは、もう社会のことも分かりにくくもなるし、帰りには酒ぐらい飲みに行きたいという気も起こるのに、それもできないようでは困ると思って、車には乗らないと言ったら、総務課長が飛んできて、運転手1人を首にする気かと怒られた。それで、仕方ないから、朝だけは乗りますと。帰りは荷物だけ乗せますから、それを官舎まで運んでくださいというので、帰りは乗らないということをやったわけです。
 それで、そういう裁判所と官舎とのまったくの往復だけの生活というのが、日常生活になります。

 最近、高知の白バイ事件といって、卒業式の卒業記念の22人の生徒を乗せたバスに、白バイが横っ腹に当たってきたという事件があるのです。そういう事件も見ていまして、あの担当裁判官は恐らく運転免許を持っていないのかなと、私は記録を見ながら思ったのですが、裁判官は運転免許を持っていない人も大勢おります。

高知の白バイ事件
http://d.hatena.ne.jp/ky1ky1/20080824/1219585733


この講演記事は、巡回先のブログで発見した。
http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-715.html