ハーグ条約

自民党政権になって変わることの一つに「ハーグ条約」への加盟がある。
ご存知のように私は「自己責任」という言葉が大好きで、結婚に関する問題にはあまり感情が無い。国際結婚ともなればなおさらで、ある程度のまわりの反対(少なくとも何らかの懸念)はあったはずで、それを押し切って結婚しているのだからその後について何も言うことはない。

数年前のNHKスペシャルクローズアップ現代ハーグ条約を取り上げたときに、ハーグ条約の加盟を熱望する子供を連れ去られた母親と、ハーグ条約に反対する子供を連れ去った母親がとりあげられていた。どちらも法律に対する理念でなく、自分の立場からの主張であるので論理的ではない。ただ、ハーグ条約への加盟の有無が個々に与える影響の大きさは実感した。

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2013/02/post-532.php

残念ながら夫婦関係が破綻した場合に、アメリカでは離婚裁判の結果として「共同親権」という制度があり、父母のどちらかが子供に危害を加える危険がない限り、そして双方が親権を望む限りは「共同親権」になる可能性が高いのです。

どうしてお母さんが日本へ子供を連れて帰るのが難しいのかというと、日本人の母親は「日本へ子供を連れ去るとそのままアメリカには戻らない危険がある」ということが、アメリカの離婚弁護士並びに裁判官の間で「常識になっている」からです。

なるほどと思う。アメリカの法曹の日本人に対する認識もよくわかる。何も歪んでいない。

共同親権が世界の完全標準ではないようだが。
共同親権@wikipedia