フィクションの嘘

ここ1年、BSフジで「北の国から」を最初の連続ドラマからスペシャルまで不定期に再放送していた。
今日は最後の2002遺言で、監督がインタビューでこんなことを。
「大きな嘘をついても小さな嘘はつくな」
フィクションでは絶対に必要な要素だと常々思っていたが、検索したら出るわでるわ。フィクションの基本中の基本ということだ。

http://www.ne.jp/asahi/kitano/kunikara/02kita_stuff/kita-no-stuff-kataru-kai.pdf
(4P)

宇宙戦争やタイムマシンもの等のSFは大前提となる設定にものすごく大きな嘘がある。ただ、細かい部分を合理的に作って破綻させない努力をしている。神は細部に宿る。

北の国から。'95以降はハイビジョン撮影で、それ以前もある程度はリマスタリングがされており、放送当時よりいい画像で見れる。
2002遺言の終盤、町で偶然見かけた内田有紀吉岡秀隆がそのまま見守る富良野神社までのシークエンスが大好きで市販のDVDで何度も見ていたが、ハイビジョン撮影・放送の画質を今日見て、感動を新たにした。映画と違って対して注意の払われないはずの音質も、ここまで違うものかと驚いた。5時間ちょっと、ほんとにあっという間に過ぎてしまう。

富良野のロケ地にはこれまで3回行ったし、これからも行き続けるだろう。