「ドライヴ」と「おとなのけんか」

町山−宇多丸ライン推薦の「ドライヴ」。かつて年100回近く映画館に足を運んでいた頃は見る映画を探していたが、最近は気が付くと公開終了というのが多くなってきた。最後まで残っていた舞浜へ、やっと観に行った。


ドライヴ
偶然だが、シネマイクスピアリは大音量上映だった。
http://drive-movie.jp/news.html
怪我の功名ではあるが、わざわざ舞浜まで行った甲斐があった。大音量がぴったり。
ブルーバレンタインを観たばかりで、ライアン・ゴズリングが頭に残る。ヒロインが宮崎あおいみたいだと思ったら、やっぱりそうブログに書いてる人がいた。
ウォンビンがカッコいい「アジョシ」と似た、好きなアクション映画だった。
残虐シーンでのR15+指定だが、こういう映画が好きな人と友達になりたい。

映画館は大画面だけではない。音量の大きさが家庭では味わえない魅力だ。
テレビが高級品だった、薄型がここまで安くなかったころは画面の大きさに応じてそれなりのスピーカーがついていたが、質の劣化がひどい。音質はカタログアピールにならないし、家電売り場でも誰もチェックしない。コストダウンのしわ寄せがいく部分になっている。
ブルーレイは画質しか言われないが、TrueHDを始めて聴いたときはDVDとの音質の違いにぶったまげた。

せっかくの映画館も、都心はまずまずだが、住宅街のシネコンは子供を想定しているのか音量を絞っているところが多い。ネットの評価も画質・画面の大きさばかりで、音についてももう少し記載が多いといいのだが。。


おとなのけんか
映画館で爆笑したのは久しぶり。ジョディ・フォスターはFBI捜査官なんかよりこういうキャラクターが絶対合ってると思ってたし、ふっくらとしたケイト・ウィンスレットもいかにもいそうなタイプだ。
2組の夫婦の会話だけで進む密室劇。会話のニュアンスが分かる英語力があればもっと楽しめるのだが。。

最後はどうするのかと思ったが、ラスト(エンディングロール)も実にいい。
映画は人を選ぶのであまり紹介しないようにしているが、これは間違いなくお勧め。もう公開館が少なくなっているのが残念。

舞台脚本が原作。平日が自由にならない身分ではなかなかいい席で見れず、舞台は遠くの席だと役者の表情が見えないので、舞台の映画化は歓迎だ。もちろん近くで劇場で見るのがいいに決まっているが、舞台の録画をテレビで見るのも悪くない。