株式数比例配分方式:変更ができない。

 株券電子化で(仕事でなく)個人的に期待していたのが、配当が自動的に受け取れるようになること。いちいち郵便局や銀行に取りに行くのが手間なのもあるが、誰でもシャチハタで現金を受け取れる紙を普通郵便で送ってくる無神経さが嫌だった。尤も、大株主に聞いたらある金額以上になると書留等で送ってくるそうだ。1単元株ばかりの株主には縁のない話だ。
 株式との損益通算も来年からは全自動。楽しみだ。

 さて、さっそく証券会社で申し込んだらつっかえされた。保振で拒否されたとのこと。端株(単元未満株でなく)を持ってて特別口座が出来ているケースが殆どとの説明書きがついていた。

 信託銀行に電話。電子化で問い合わせが多いのだろう。なかなかつながらない。やっと出たオペレーターに特別口座の残高を聞くと教えてくれない「銘柄」「株数」「株主(本人確認も)」を述べて、YesかNoで答えてもらう、それだけしか駄目だそうだ。人の財産を調べる輩は多いだろうからこのくらいしないとまずいのだろう。
 原因がわからないので、可能性のある銘柄について「なんとか株式会社」「ゼロ株」「株主(私のこと)」と言って、Yesと言ってもらってそれを消しこむ。そもそも取扱の信託銀行がばらばらでもあり、面倒くさい。

 原因がわからない。ありそうなのは、
1.産業活力再生特別措置法を適用した現金交付の株式交換の案内が来たけど放っておいた株(本件が手許にあって、株券記載の最後の株主は保振)
2.今年になって上場廃止。ホームページを見ると株券不発行会社で、信託銀行との事務委託契約は解除するそうだがまた手続きや名簿確定に手間取っている。非上場なら特別口座と関係なさそうだが、これも怪しい。

 信託銀行・発行会社にかけまくったが、まだ原因が特定できない。資産に関するデリケートな扱いを思い知った。信託銀行は、対株主部分は完全なコストセンターであり平日9時17時しか電話を受け付けないのがとっても嫌だ。今回の電子化で特別口座に残高が新たに発生した株主に2月上旬から通知を送っているそうだが、オペレーターによると端株しか送らないらしい。単元株の残が特別口座にあるのだろうか。。。3月期の配当に間に合わせるつもりだったが、間に合うのだろうか。